最近何かと話題のプログラミングについて調べていると、「HTML」という言葉をよく目にしませんか?
- HTMLの意味は理解しているけど実際の役割って何?
- そもそもHTMLって何者?
となっている方もいるかと思います。
そんなHTML(HyperText Markup Language)について、今回は解説していきます!
HTMLが何か知りたいだけの方は、「HTMLの基本要素」まで読んでその先は飛ばしてもらって構いません(笑)
HTMLってそもそも何?
HTMLは、Webページの構造を定義するための言語です。
今、あなたに見ていただいているこのサイトもHTMLによって定義されています。
テキスト、画像、リンクなどのコンテンツを配置し、それらがどのように表示されるかを定めるのが、
HTMLの役割です。基本的に、HTMLは要素(Elements)と呼ばれるタグ(Tags)で構成されます。
HTMLの基本要素
HTMLの基本要素は、Webページの構造やコンテンツを定義するための重要な要素となります。
それぞれの要素が特定の目的を持っているため、それらを使いこなすことによってWebページの見栄えや機能性を向上させることができます!
1. タグ(Tags)
HTMLの基本的な構成要素はタグです。 タグは要素を定義してそのコンテンツに対して意味を与える役割があります。
例えば、以下はよく使われるいくつかのタグになります。
<h1>
–<h6>
:見出しを定義するタグ。<h1>
が最も重要な見出しであり、<h6>
が最も小さい見出しを表します。<p>
:段落を定義するタグ。<a>
:リンクを定義するタグ。<img>
:画像を挿入するタグ。
これらのタグにはオープニングタグ(開始タグ)とクロージングタグ(終了タグ)があり、その間にコンテンツを挿入する形で記述します。
<p> <!--この中にコンテンツを記載--> </p>
タグにはさまざまな属性を持たせることができ、これらの属性は追加の情報や機能を提供します。
2. 属性(Attributes)
HTMLタグには、さまざまな属性を追加することができます。属性はタグに追加情報を提供し、そのタグがどのように振る舞うかを制御します。
例えば、<a> タグには href 属性があり、リンク先のURLを指定します。また、<img> タグには src 属性があり、画像のソースを定義します。
<a href="https://kirakuniit.com">きらくにITのリンク</a>
<img src="画像の名前.png">
3. 構造
HTML文書はツリー構造で表現されます。
ツリー構造(木構造)とは?
階層が深くなるほど枝分かれしていく構造のことで、要素同士が親子関係を持つことです。
以下は基本的なHTMLの構造です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>タイトル</title>
</head>
<body>
<h1>見出し</h1>
<p>段落のテキスト</p>
<img src="image.jpg" alt="画像の代替テキスト">
<a href="https://example.com">リンクテキスト</a>
</body>
</html>
<!DOCTYPE html>
: 文書のHTMLバージョンを定義します。<html>
: HTML文書全体を囲むルート要素です。<head>
: タイトルやなどを含む要素。<body>
: 表示されるコンテンツを含む要素。
HTMLを学ぶ目的
HTMLを学ぶことは、Web開発やWebデザインに携わる人々にとって極めて重要です。
1. Web制作スキルの向上
HTMLの理解は、ウェブページの構造や内容を適切に表現するための基盤となります。
段落や見出しのような基本的な要素の配置やスタイル化、コンテンツの組み立てなど、理解して使用することによって、Webページのレイアウトやデザインを改善し、ユーザがサイトを見た際の見やすさを向上させることができます。
2. 他の言語やフレームワークの基盤
HTMLはWeb開発の基盤ということは出発点でもあります。そのため、他のプログラミング言語やフレームワークとの統合に欠かせません。
例えば、CSS(Cascading Style Sheets)を使用してスタイルを追加し、JavaScriptを利用して動的な機能を実装する際には、HTMLとの連携が必要となります。
HTMLの理解はWeb開発の基礎を築くものでもあります。
3. Webデザインの向上
HTMLの理解はWebデザインの品質向上につながります。
Webデザイナーがアイデアを実際に表現する際、適切にHTMLタグを使えることによって、使いやすくユーザにとってやさしく、見栄えの良いWebページを制作することができます。
HTMLの学習方法
HTMLを学ぶ方法はいくらでもあります。
しかし、どの学び方をするにも当記事で説明したような基本的な概念の理解は必須です。
当記事でおすすめのHTML学習は以下の3つです。
- Progateをする。
- 模写コーディングをする。
- 本を買って勉強する。
1Progateをする
Progateについては、説明する必要がないほどの有名なプログラミング入門のサイトです。
かわいらしい絵や、分かりやすい説明が記載されたスライドと環境構築する必要がなく、すぐにコーディングできる点が素晴らしいです。
実際に私もProgateをプログラミングをはじめたての頃に使っていたのですが、「レベル上げ」の機能にハマってしまいました(笑)
Progateについては以下にリンク(ボタン)を貼っておきますので気になった方は実際にしてみてください!
2 模写コーディングをする
模写コーディングって何?となっている方もいると思います。
文字通り、既存のWebサイトのデザインを真似して、自分でWebサイトを制作することになります。
模写コーディングをすることによって、HTMLをコーディングする際の感覚を養うことができます。
プログラミングは基本的に暗記ではなく、論理を理解することが大事になります。
そのため、模写コーディングを繰り返すことによって、色々なパターンのWebサイトを作成し、理解に繋がります。
気になる方は「模写コーディング 練習」でググってみてください!
個人的に、Progateを一通りしてから模写コーディングに移行するのが良いと思います。
3 本を買って勉強する
人によりますが、「やっぱり本を買って勉強するのが一番モチベーションが上がる!」
という方は、本を買って勉強するのもアリです。
ちなみに私が買った本の中で一番良かった本は以下の
「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座 」という本です。
本屋さんでもよく見かけると思います。
まとめ
今回は、最近よく目にする「HTML」の概要、HTMLの基本要素、学習方法等について解説しました。
HTMLはWebページの構造やコンテンツを定義するための重要な要素となります。
そのため、WebエンジニアやWebデザイナーを目指す人にとっては極めて重要な項目となってくる部分です。
今日はじめてHTMLについて知ったという方は、「タグ」と「属性」については覚えていってくださいね(笑)