コマンドラインや、Macのターミナル上でファイルを扱う時に「現在、自分がどのフォルダ(ディレクトリ)にいるのかな?」と思ったことはありませんか?
そんな時に役立つコマンドが今回解説する「pwd」コマンドです。
インフラ関係の方や、普段からLinuxを扱う人からすればあたり前のことかもしれませんが、
- まだpwdコマンドについて何のことかわかっていない方
- プログラミングの入門サイトで環境構築の際にコピペで使ったけどあまりよくわかっていない方
上記のような方は、是非当記事を参考にしていってくださいね!
pwdコマンドとは?
pwdは“present working directory”の略で、UnixやLinuxなどのオペレーティングシステムで使われるコマンドラインツールです。
このコマンドを使うと、現在作業中のディレクトリのフルパスを簡単に知ることができます!
つまり、作業中「あれ、今おれどこのディレクトリにおったけ?」となった時に使うコマンドです。
基本的な使い方
pwdコマンドの使い方は至ってシンプルです。
ターミナルを開いてpwdと打ち込んで、エンターキーを押すだけで現在のディレクトリの絶対パス(フルパス)が表示されます!
こんな感じです。
$pwd
/home/username
上記のように、pwdコマンドを入力すると「/home/username」のように現在のディレクトリが表示されます。
pwdコマンドの応用例
pwdコマンドはシェルスクリプト上でも使えます。
例として、現在のディレクトリを取得して変数「current_dir」に保存して、それを表示する簡単なスクリプトを載せておきます。
current_dir=$(pwd)
echo "You are in the directory: $current_dir"
実際どのような場面で使うのか?
pwdコマンドについては分かったけど、実際どういう場面で使うの?
pwdコマンドは、ディレクトリが移動やリネームされていないかなどを確認する際にも使えます。
複数のターミナルを開いて作業していると頭がごちゃごちゃになる時もありますよね(笑)
私はよく、リモートでサーバに対してSSH接続した時に、最初に自分がどのディレクトリにいるか確認するために使っています!
まとめ
pwdはLinuxコマンドの中でも基本的なコマンドです。今回初めて使い方についてや意味について知ったという方は覚えていってくださいね!
ディレクトリを間違えないために、日々の作業をスムーズに行うためにも、どんどんpwdコマンドを使っていきましょう!
また、復習したいなと思う時は当記事をご参考いただけると幸いです。