こんにちは!「きらくにIT」管理人です。
今日は、意外と混同しやすい「バックアップ」と「アーカイブ」の違いについて初心者にもわかりやすく解説していきます。
バックアップとは?

まず「バックアップ」からお話ししましょう。
バックアップとは、データを「失った時」に復元するために作成するデータのコピーのことです。パソコンやスマホ、あるいはWebサイトやブログのデータなど、あらゆるデータは壊れたり消えたりする可能性があります。例えば、パソコンが故障したり、スマホを水没させたりした経験のある方もいるのではないでしょうか?
そんな時に役立つのがバックアップなのです。
例えば、
- パソコンが壊れた
- スマホを紛失した
- 誤って大事な写真を消してしまった
こういったトラブル時に、あらかじめ取っておいたバックアップからデータを復元できます。
バックアップは「最新のデータ」を維持するために定期的に取得します。そのため、頻繁に内容が更新されるデータ(書類、写真、動画など)は特に定期的なバックアップが重要になります。
アーカイブとは?




次に「アーカイブ」について解説します。
アーカイブとは、データを「長期間保存」するために、利用頻度が少ないデータを別の場所に整理して保管することを指します。言い換えれば「倉庫」のようなものです。
例えば、
- 昔撮った大量の写真や動画
- 過去のプロジェクト資料
- しばらく使用しないが、捨てられない大切なファイル
こうしたデータを、普段使っている場所(パソコンの内蔵ストレージやスマホの容量)とは別の、安全かつ長期的に保管できる場所へ移動して保存します。
アーカイブは「復旧」が目的ではなく、「整理と長期保存」を目的としているのが特徴です。
バックアップとアーカイブの違い
ここで、改めてバックアップとアーカイブの違いを簡単に整理しましょう。
- バックアップ
- 目的:データの復元(トラブル対策)
- 対象:日常的に更新されるデータ
- 特徴:最新データを定期的に取得する
- アーカイブ
- 目的:データの長期保存(整理)
- 対象:使用頻度が低いデータ
- 特徴:長期間変化しないデータを整理して保存する
つまり、「バックアップは万が一に備える保険」「アーカイブは大切な思い出や資料を保管する倉庫」というイメージです。
具体的な事例で見る使い分け
実際に、スマホの写真管理を例にして具体的な使い分けを見てみましょう。
- バックアップ例: 最近撮った大切な写真や動画はスマホが故障しても復元できるようにiCloudやGoogleフォトに自動バックアップしておく。
- アーカイブ例: 昔の旅行写真や昔のイベント動画など、滅多に見ないけど消せないものは、外付けHDDやクラウドのアーカイブストレージに移して整理して保存する。
このように、データの性質や目的に応じてバックアップとアーカイブを使い分けます。
注意すべきポイント
バックアップとアーカイブで注意したいポイントもご紹介します。
バックアップの注意点
- 定期的に取得しないと意味がない
- 復元がすぐにできるように最新データを保つ
アーカイブの注意点
- 長期間の保存先の耐久性やセキュリティに注意
- 保存場所を明確にして整理しないと必要な時に見つからないことがある
おすすめのツール・サービス
バックアップやアーカイブに役立つツールやサービスを紹介します。
バックアップツール
- Googleドライブ(Googleフォト)
- iCloud
- Dropbox
アーカイブ向けツール
- Amazon Glacier(長期保管用クラウドサービス)
- 外付けHDD
- NAS(ネットワークHDD)
自分の用途や目的に合わせて選ぶと安心ですね。
初心者に向けた最初の一歩
最後に初心者の方へ向けて、最初の一歩を踏み出す方法をまとめます。
- まずはバックアップから始める
- スマホの設定画面から自動バックアップをONにする
- パソコンの大事なファイルをクラウドストレージに同期する
- 次にアーカイブを考える
- 長期間使わないが保存したいデータを外付けHDDやクラウドへ移動
最初はこのくらいのシンプルな使い分けから始めてみましょう。
まとめ
今回は初心者向けに「バックアップ」と「アーカイブ」の違いについて説明しました。
データを失わないために「バックアップ」を、整理して長期保管したいものは「アーカイブ」をうまく活用して、快適なデジタルライフを送りましょう!
「きらくにIT」では、これからも初心者に役立つわかりやすい情報をお届けしますので、ぜひまた覗きにきてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!