みなさんこんにちは、「きらくにIT」の運営者です。 今回は、最近よく耳にする「Firebase(ファイアベース)」について、非エンジニアの方でも理解できるようにわかりやすく解説していきます。
Firebaseは、Googleが提供しているアプリケーション開発をサポートするプラットフォームです。「アプリ開発なんて私には関係ない」と思ったあなたもちょっと待ってください。実はFirebaseの概念を知っているだけで、ITに対する理解度がグッと深まり、周りとの会話にも役立ちますよ。
Firebaseってなに?わかりやすく説明!

Firebaseは簡単に言えば、アプリ開発に必要な機能をまとめて提供してくれる便利なツールキットです。たとえば「ログイン機能」「データの保存」「アプリの公開」「アクセス分析」など、アプリを作る際に必要な機能が最初からセットになっています。
通常、アプリをゼロから作る場合、エンジニアはサーバーを準備したり、データベースを設計したり、ユーザー認証の仕組みを作ったりと、多くの手間や専門知識が求められます。しかし、Firebaseを使えばそれらの機能を簡単に、しかも専門的な知識なしでも利用することができるんです。
非エンジニアでも知っておくべきFirebaseの代表的な機能
Firebaseの中でも、特に非エンジニアが知っておいて損がない便利な機能をピックアップして紹介します。
①ユーザー認証(Authentication)
アプリやWebサイトへのログイン機能を簡単に提供してくれるのがFirebase Authenticationです。GoogleやTwitter、Facebookなど、一般的なアカウントを使ったログイン機能を簡単に導入できます。
②データベース(Cloud FirestoreとRealtime Database)
Firebaseではデータの保存や読み書きが簡単にできるデータベース機能を提供しています。特にCloud Firestoreはリアルタイムでデータが更新されるため、チャットやリアルタイムの通知機能などに最適です。
③ホスティング(Hosting)
自分で作ったWebサイトやWebアプリケーションを簡単にインターネット上に公開できるのがFirebase Hostingです。難しいサーバー設定は不要で、しかもセキュリティやスピードも抜群です。
④アナリティクス(Analytics)
Firebase Analyticsを使えば、自分のアプリやWebサイトにどんなユーザーが訪れているか、どのページや機能がよく使われているかなどを詳しく分析できます。マーケティングやサービス改善に役立ちます。
⑤クラウドストレージ(Cloud Storage)
画像や動画、ファイルなどを保存しておくためのストレージ機能もFirebaseにはあります。アップロードしたファイルをユーザー間で簡単に共有する仕組みも簡単に実現できます。
⑥プッシュ通知(Cloud Messaging)
アプリのユーザーに対してリアルタイムで通知を送ることができる機能です。セールや新しい情報を即座に知らせることができるため、マーケティングにも非常に便利です。
⑦クラッシュ解析(Crashlytics)
Firebase Crashlyticsはアプリが異常終了した場合に原因を特定してレポートしてくれる機能です。これを使えば、アプリの品質を保つために重要なエラー対応が迅速に行えます。
なぜ非エンジニアでもFirebaseを知っておいたほうがいいの?

Firebaseを知っておくことで、たとえばIT系のサービスを利用したり、エンジニアと話をするときに大きなアドバンテージになります。特に以下のような場面で役立ちます。
- 自分でWebサービスを作る場合や、副業で簡単なサービスを立ち上げる時
- 業務でWebやアプリ開発を依頼する場合に、エンジニアとのコミュニケーションが円滑になる
- IT関連の会議や打ち合わせで話についていける
また、Firebaseの機能や概念を理解していれば、Webサービスやアプリがどのような仕組みで動いているかをイメージしやすくなり、日常的に使っているアプリやサービスへの理解も深まります。
Firebaseを利用するメリット・デメリット
非エンジニアでもFirebaseを理解する上で、メリットとデメリットを簡単にまとめてみました。
メリット | デメリット |
---|---|
簡単に素早くサービスを作れる | 大規模なシステム開発には適さないことも |
サーバー管理や複雑な設定が不要 | 一部の機能を細かくカスタマイズするのは難しい |
Googleが提供する安心感と高い信頼性 | Googleサービスに依存するため、将来的にサービスが変化する可能性がある |
無料プランでも多くの機能が利用可能 |
最後に
Firebaseはエンジニアだけでなく、非エンジニアにとっても非常に価値のある知識です。この記事を通じてFirebaseの基礎が理解できたなら、ぜひあなたのチャレンジの機会に役立ててみてください。
それでは、みなさんも楽しくITを学び続けましょう!