最近、「MR」という言葉を目にすることはありませんか?
VR(バーチャル・リアリティ)や、AR(オーグメンテッド・リアリティ)については、見たことあるけど聞いたことない方や、ニュース記事とかで見たことはあるけど、なんのことか分からないという方もいると思います。
新しい体験を創出する「MR」。今回は、「MR」についてARやVRとの違いについても交えつつ、解説していきます!
MRとはなんなのか?
MRは「Mixed Reality(複合現実)」のことで、現実世界と仮想世界の要素を組み合わせて新しい環境や視覚体験を生み出す技術です。
MRとは?
MR(複合現実)とは、現実世界と仮想世界の要素を融合させる技術で。
MRの技術は、現実世界の中に仮想のオブジェクトや情報(ホログラム)を組み込み、それらがリアルタイムで相互作用することを可能としています。
MRは単なる視覚的体験に留まらず、触覚や聴覚など多感覚を統合して、よりリアルな体験を実現することができます!
MRの技術的要素
MRのバックグラウンドにある技術はコンピュータビジョン、機械学習、センサー技術など、多岐にわたります。
コンピュータビジョンとは
コンピュータビジョンとは、コンピュータがカメラやセンサーからの画像やビデオを分析して、人間の目と脳が行うような方法で情報を理解し、解釈する技術で、「ロボットの目」が例として挙げられます。
MRの活用分野
MR技術は多様な分野で応用されています。教育、医療、エンターテインメント、工業など、幅広い異なる分野でのMRの活用があります。
例えば、教育においては、海外など実際にすぐに行くには難しい場所についてもリアルに近い体験ができます。
また、医療分野においても手術のシミュレーションなどの訓練に役立っています。
これからも色々、活用方法が増えそうだね!!
MRの影響
MR技術は、私たちの生活や働き方に大きな変化をもたらすとされています。
例えば、リモートワーク中の会議についても仮想会議室や共有の仮想環境を通じて、リアルタイムで情報を共有することができます。また、建築現場などの場所においても設計図面の内容を反映させたりと働き方にもMR技術が広がっていくことが期待できますね!
ARとVRについて(MRとの違い)
ARとは?
拡張現実(Augmented Reality、AR)は、現実世界にデジタル情報やオブジェクトを重ね合わせる技術です。
AR技術によって、ユーザは現実世界を基盤として、仮想のオブジェクトや情報をみることができます。
例として、ポケモンGOとかのゲームが分かりやすいと思います!
VRとは?
仮想現実(Virtual Reality、VR)は、ユーザーを完全に仮想的な環境に没入させる技術です。VRゴーグルを装着ると、現実の世界から切り離され、360度の仮想環境に囲まれます。
ジェットコースターなどのVR動画など、インターネット上に多くありますよね!
MRとの違いは?
ここまでの説明で何となくわかるかもしれませんが、MR(混合現実)は、ARとVRを組み合わせた技術になります。
MRとAR
MRとARを比較すると以下のようになります。
MR | 現実世界と仮想世界の間の境界を曖昧にし、両世界の要素がリアルタイムで相互作用します。 |
AR | 現実世界を基盤としてデジタル情報を追加する。 |
MRとVR
MRとVRを比較すると以下のようになります。
MR | 現実世界と仮想世界の融合に重点を置いています。 |
VR | 完全に仮想の世界に没入させる。 |
まとめ
今回はMR技術(Mixed Reality、複合現実)についてVR、ARについての違いも交えつつ解説してきました!
今後、MR技術が発展すれば教育やビジネス面以外にもレジャーの形も変わり、新しい体験ができるようになると考えると、これからも期待できますね!
また、MRとVRの意味が曖昧になったりした時は、当記事をご参考いただけると幸いです。