VPNの仕組みとは?よく聞くけどなんとなくしか分からない方へ

こんにちは!「きらくにIT」運営者です。 今回は最近よく耳にするようになった「VPN」について、ITに詳しくない方にもわかりやすく解説します。

「VPNって安全らしいけど、具体的にはよく分からない…」「なんとなくイメージはあるけど、ちゃんとは説明できない」という方に、この記事を読めばスッキリ理解できるようにまとめました。

目次

VPNとはそもそも何か?

VPNとは「Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」の略称です。日本語に直すと「仮想的な専用ネットワーク」という意味です。つまり、インターネット上にあなた専用の「秘密のトンネル」を作る技術なのです。

ではなぜ「秘密のトンネル」が必要なのでしょうか?実はインターネットというのは、誰でもアクセス可能な公共の道のようなもの。普通に使っていると、通信内容が第三者に盗み見られたり、情報が漏れてしまったりする危険性があります。

そこでVPNが登場します。VPNを利用すると、この公共の道に自分専用の安全なトンネルを作り、情報を安全にやり取りすることが可能になるわけです。

VPNが通信を守る仕組みを簡単に解説

VPNの仕組みを簡単に説明すると、通信の中身を「暗号化」することで、外部からの盗聴や情報漏えいを防ぎます。

VPNを利用すると以下のような流れになります。

  1. あなたのパソコンやスマートフォンからVPNサーバーに接続する。
  2. 通信データが暗号化される。
  3. 暗号化されたデータがインターネット上を安全に流れる。
  4. VPNサーバーに到達したデータが復号化(元に戻される)され、目的地に送信される。

このような流れで、あなたが送信した情報を安全に目的地まで届ける仕組みです。

VPNが使われる具体的な場面

では、VPNは具体的にどのような場面で使われるのでしょうか。身近な例で見てみましょう。

① 公共Wi-Fiを安全に使いたい

カフェやホテル、駅などの公共Wi-Fiを使う際には、情報が盗まれるリスクがあります。しかしVPNを使えば通信が暗号化されるため、安心してネットを楽しめます。

② 海外から日本の動画サービスを利用したい

日本で契約した動画配信サービス(NetflixやAmazon Primeなど)は海外から接続できないことがあります。そんな時にVPNを使えば、日本国内にいるかのようにサービスを利用できます。

③ 在宅勤務やテレワークのセキュリティ対策

会社のネットワークに自宅から安全にアクセスする際にVPNを使う企業が増えています。個人のPCから機密情報にアクセスしても、安全性が高まります。

VPNにはどんな種類がある?

VPNには主に以下の2つの種類があります。

リモートアクセス型VPN

個人ユーザーが会社や組織のネットワークに安全にアクセスするためのVPNです。テレワークなどでよく使われます。

サイト間VPN

複数の拠点を持つ企業が、それらを安全に接続するためのVPNです。各オフィス間の通信を暗号化し、セキュリティを高めます。

個人がよく使うのは、ほとんどの場合「リモートアクセス型VPN」ですね。

VPNを利用するメリットとデメリット

ここで、VPNを利用するメリットとデメリットを分かりやすく簡単に整理しましょう。

メリットデメリット
インターネット通信が暗号化され安全になる通信速度が遅くなることがある
公共Wi-Fiを安全に使える無料のVPNだと安全性や品質に問題があることが多い
海外からも日本のサービスにアクセス可能サービスの運営元に情報が渡るリスクがゼロではない
匿名性が高まり、プライバシーが守られる

特に、無料のVPNを使う場合は信頼できるサービスを選ぶ必要があります。

VPNを使うときに注意すべきこと

VPNを使う上での注意点も押さえておきましょう。

  • 信頼できるVPNサービスを選ぶ(有名な企業や評価が高いものを選ぶ)
  • 無料のVPNを使う場合は特に注意(無料のものは情報を抜き取られる可能性あり)
  • VPNを常時オンにすると通信速度が遅くなる可能性があるため、必要に応じてオンオフを使い分ける

こうしたポイントを押さえておけば、安心してVPNを利用できますね。

初心者でもVPNの概念を知っておいた方がいい理由

VPNは、専門的なIT知識がなくても気軽に使えるツールです。そして、ネット上の安全を守るという意味でも非常に重要な役割を果たしています。

初心者や文系の方がVPNを理解していることで以下のようなメリットがあります。

  • セキュリティ意識が向上する
  • 自分の情報を自分で守れるようになる
  • IT系の話題についていけるようになり、情報リテラシーが高まる

これからのネット社会では、VPNに関する基本的な知識を持つことがますます重要になるでしょう。

最後に

VPNの仕組みは決して難しいものではありません。「安全なトンネルを作ってデータを守る」とイメージするだけで、ぐっと理解が深まります。

この記事がみなさんの安全で快適なインターネットライフに役立てば嬉しいです。

それでは、引き続き「きらくにIT」で楽しく学んでいきましょう!

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